2013年02月25日

docomo春モデル新機種のベンチマークを測ってきた 〜Ascend D2 HW-03E編〜

IMG_0433.JPG

昨日の話になりますが、数日ほど前からdocomoスマートフォンラウンジに
Huawei製のAscend D2 HW-03Eの展示が始まっているとのことだったので、
開いた時間を利用し京都スマートフォンラウンジまで足を運んできました。


docomoでのHuawei製スマートフォンといえば、昨年の秋から冬へかけた
時期に発売されたAscend HW-01Eが初めてのそれですが、HW-01Eの出来は
お世辞にもいいものとは言い難いものでした。

Huawei独自のホームUIや通知領域のトグル、ロック解除方法などの
オジリナルのインターフェースがことごとく潰されている上に、
端末自体の動作までもが納得出来ないほどのもっさり感、引っ掛かりで
あったりで、褒めようにも褒められない、といったものでした。


今回のdocomo発、第二のAscendはどのようなものになっているのか、
試作機ではありますが、レビューしていきたいと思います。



Ascend D2 HW-03Eはその名前の通り、Huaweiの最新フラッグシップ機
Ascend D2をベースとして製造されていますが、このAscend D2には
5インチFHDモデルと4.7インチHDモデルがあります。
docomoから出るAscend D2 HW-03Eは4.7インチHDモデルとなります。

ちなみに5インチモデルはオンスクリーンキー、4.7インチモデルは
非オンスクリーンキーとなっています。なので5インチモデルも
オンスクリーンキーを出してる時は実質4.7インチ程度です。


少し話が逸れましたが、Ascend D2 HW-03Eのスペックは以下のように
なっています。同じHuawei製で去年秋頃に発売されたHonor2と比較。




Ascend D2 HW-03E
Honor2 U9508
OS
Android4.1.2
Android4.0.4
(4.1.2にアプデ可能)
寸法133x67x9.9mm
最厚部約10.7mm
134x67.5x10.5mm
重量約140g約145g
ディスプレイ4.7インチHD IPS液晶
水滴クリアタッチパネル
4.5インチHD IPS液晶
背面カメラ裏面照射型CMOS
(Exmor RS for mobile)
約1310万画素
F2.0
裏面照射型CMOS
約800万画素
F2.4
前面カメラ約100万画素CMOS約130万画素CMOS
CPUHiSilicon 3620
(Cortex-A9 1.5GHz Quad)
Hisilicon 3620
(Cortex-A9 1.4GHz Quad)
GPUImmersion16 16coreImmersion16 16core
RAM容量
2GB
1GB or 2GB
内部ストレージ容量
約32GB
約8GB
外部ストレージ最大容量
microSDHC(32GB)
microSDHC(32GB)
バッテリー
2150mAh
2230mAh
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n
(デュアルバンド、HT40対応)
IEEE802.11b/g/n
(11nは5GHz非対応)
防水/防塵
IPX5、IPX7/IP5X
非対応




スペックそのものは従来のHonor2とそれほど変わりありませんが、
CPUクロックが若干上がり、ガラケー機能や防水防塵規格に対応しています。
またカメラ性能が大幅に向上しているのも注目点です。




IMG_0434.JPG

左が僕のHonor2で、右がAscend D2 HW-03E。
デザイン面は正面からだとほとんど見分けが付きませんが、
この写真からもわかるように、液晶がかなり綺麗になっています。
Honor2もなかなか綺麗なIPS液晶ディスプレイなのですが、HW-03Eは
更に色の深みが増し、照明下での光の反射も軽減されているように見えます。


またホームUIにはdocomo製のPaletteUIに加えて、
Huaweiオリジナルのホーム「Emotion UI」もプリインストール。
ドロワーがなく、ホームにアプリとウィジェットが並ぶ
比較的珍しいUIになっています。自分はHonor2で使っていますが、
このホームUIは大のお気に入りです。
また個別で記事を書きたいなーと思ってたり。




IMG_0436.JPG

HW-03Eの裏面の写真。
これといった特徴はありませんが、ソニー製積層型CMOSセンサー
Exmor RS for mobileのレンズ周りの円形の溝が印象的。




IMG_0437.JPG

HW-03Eの右側面から撮った写真。
上側が電源ボタンで下側がボリューム調整ボタンです。
docomo版Ascend D2はこの側面の銀色フレームをメタル製から
プラスチック製にして本体重量の軽量化を図ったとしています。
なので海外版Ascend D2はこれ以上に高級感があるのかも。




IMG_0438.JPG

HW-03Eを下から撮った写真。
防水故にイヤホンジャックにキャップが付いていますが、
最近のキャップレス防水の流れからすると少し残念です。
ちなみに上部のmicroUSB端子はキャップレス防水です。





ロック解除方法に関しても、docomoオリジナルのdocomoロック
だけではなく、Huawei独自のEmotion UIロック解除をプリイン。
下を除いた上左右の3方向に任意のアプリを配置することが可能。
もちろんHuawei端末ではおなじみの高速ブート機能も健在。



デザインに関してはシンプルでいい感じだと思いました。
国内で初めてCategory4に対応した下り最大112.5Mbpsの
Xi通信も魅力的ですね。



操作感に関してですが、基本的に動作は快適そのもので、
ホーム画面やシステム設定画面、ブラウザ等もヌルサクでした。
でも充電しながらの動作だからか、しばらく触っていると
本体はすぐに熱を持ち、動作が著しく低下しました。
やはりHuawei製スマートフォンとしては初の防水構造だからか
放熱等がうまくいっていないのでしょうか?
それともまだ少しチューニングが行き届いていないだけなのか…。
いずれにせよ発売予定月の4月までには改善していてほしいです。



Quadrant
AnTuTu
NenaMark2
IMG_0441.JPGIMG_0443.JPGIMG_0444.JPG
5119
11414
59.9



各種ベンチマークはこんな感じ。
似たスペックのHonor2ではAnTuTuで15000前後のスコアが出るので
やっぱりチューニング不足なのかな?と思ったり…。




従来機種のHW-01Eとは違い、Huaweiらしさが詰まっている
素晴らしい機種だと思いました。

あとは熱暴走をどうにかして防ぐのみ。


ファーウェイ渾身の初防水端末に期待がかかります。


posted by 凛廻 at 01:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | スマートフォン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして

撮影された写真のHW-03Eをよく見ると、カタログで見るものと違って電話帳と電話アプリがドコモのでなくHUAWEI独自のものとなっていますが、HUAWEI独自の電話アプリがインストールされているのでしょうか?

ご存じでしたら教えてくださいm(__)m
Posted by しらたま at 2013年05月08日 21:28
アイコンはHuaweiのものになっていますが、アプリの中身は
docomo製の物になっていました。
電話着信時の呼び出し画面等もdocomoのUIに
置き換えられていました。
Posted by 管理人 at 2013年05月09日 01:04
返信ありがとうございます
そうですか…
残念です(T_T)
Posted by しらたま at 2013年05月09日 10:43
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