昨日の話になりますが、数日ほど前からdocomoスマートフォンラウンジに
Huawei製のAscend D2 HW-03Eの展示が始まっているとのことだったので、
開いた時間を利用し京都スマートフォンラウンジまで足を運んできました。
docomoでのHuawei製スマートフォンといえば、昨年の秋から冬へかけた
時期に発売されたAscend HW-01Eが初めてのそれですが、HW-01Eの出来は
お世辞にもいいものとは言い難いものでした。
Huawei独自のホームUIや通知領域のトグル、ロック解除方法などの
オジリナルのインターフェースがことごとく潰されている上に、
端末自体の動作までもが納得出来ないほどのもっさり感、引っ掛かりで
あったりで、褒めようにも褒められない、といったものでした。
今回のdocomo発、第二のAscendはどのようなものになっているのか、
試作機ではありますが、レビューしていきたいと思います。
Ascend D2 HW-03Eはその名前の通り、Huaweiの最新フラッグシップ機
Ascend D2をベースとして製造されていますが、このAscend D2には
5インチFHDモデルと4.7インチHDモデルがあります。
docomoから出るAscend D2 HW-03Eは4.7インチHDモデルとなります。
ちなみに5インチモデルはオンスクリーンキー、4.7インチモデルは
非オンスクリーンキーとなっています。なので5インチモデルも
オンスクリーンキーを出してる時は実質4.7インチ程度です。
少し話が逸れましたが、Ascend D2 HW-03Eのスペックは以下のように
なっています。同じHuawei製で去年秋頃に発売されたHonor2と比較。
OS | (4.1.2にアプデ可能) | |
寸法 | 133x67x9.9mm 最厚部約10.7mm | 134x67.5x10.5mm |
重量 | 約140g | 約145g | ディスプレイ | 4.7インチHD IPS液晶 水滴クリアタッチパネル | 4.5インチHD IPS液晶 |
背面カメラ | 裏面照射型CMOS (Exmor RS for mobile) 約1310万画素 F2.0 | 裏面照射型CMOS 約800万画素 F2.4 |
前面カメラ | 約100万画素CMOS | 約130万画素CMOS |
CPU | HiSilicon 3620 (Cortex-A9 1.5GHz Quad) | Hisilicon 3620 (Cortex-A9 1.4GHz Quad) |
GPU | Immersion16 16core | Immersion16 16core |
RAM容量 | ||
内部ストレージ容量 | ||
外部ストレージ最大容量 | ||
バッテリー | ||
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n (デュアルバンド、HT40対応) | IEEE802.11b/g/n (11nは5GHz非対応) |
防水/防塵 |
スペックそのものは従来のHonor2とそれほど変わりありませんが、
CPUクロックが若干上がり、ガラケー機能や防水防塵規格に対応しています。
またカメラ性能が大幅に向上しているのも注目点です。
左が僕のHonor2で、右がAscend D2 HW-03E。
デザイン面は正面からだとほとんど見分けが付きませんが、
この写真からもわかるように、液晶がかなり綺麗になっています。
Honor2もなかなか綺麗なIPS液晶ディスプレイなのですが、HW-03Eは
更に色の深みが増し、照明下での光の反射も軽減されているように見えます。
またホームUIにはdocomo製のPaletteUIに加えて、
Huaweiオリジナルのホーム「Emotion UI」もプリインストール。
ドロワーがなく、ホームにアプリとウィジェットが並ぶ
比較的珍しいUIになっています。自分はHonor2で使っていますが、
このホームUIは大のお気に入りです。
また個別で記事を書きたいなーと思ってたり。
HW-03Eの裏面の写真。
これといった特徴はありませんが、ソニー製積層型CMOSセンサー
Exmor RS for mobileのレンズ周りの円形の溝が印象的。
HW-03Eの右側面から撮った写真。
上側が電源ボタンで下側がボリューム調整ボタンです。
docomo版Ascend D2はこの側面の銀色フレームをメタル製から
プラスチック製にして本体重量の軽量化を図ったとしています。
なので海外版Ascend D2はこれ以上に高級感があるのかも。
HW-03Eを下から撮った写真。
防水故にイヤホンジャックにキャップが付いていますが、
最近のキャップレス防水の流れからすると少し残念です。
ちなみに上部のmicroUSB端子はキャップレス防水です。
ロック解除方法に関しても、docomoオリジナルのdocomoロック
だけではなく、Huawei独自のEmotion UIロック解除をプリイン。
下を除いた上左右の3方向に任意のアプリを配置することが可能。
もちろんHuawei端末ではおなじみの高速ブート機能も健在。
デザインに関してはシンプルでいい感じだと思いました。
国内で初めてCategory4に対応した下り最大112.5Mbpsの
Xi通信も魅力的ですね。
操作感に関してですが、基本的に動作は快適そのもので、
ホーム画面やシステム設定画面、ブラウザ等もヌルサクでした。
でも充電しながらの動作だからか、しばらく触っていると
本体はすぐに熱を持ち、動作が著しく低下しました。
やはりHuawei製スマートフォンとしては初の防水構造だからか
放熱等がうまくいっていないのでしょうか?
それともまだ少しチューニングが行き届いていないだけなのか…。
いずれにせよ発売予定月の4月までには改善していてほしいです。
各種ベンチマークはこんな感じ。
似たスペックのHonor2ではAnTuTuで15000前後のスコアが出るので
やっぱりチューニング不足なのかな?と思ったり…。
従来機種のHW-01Eとは違い、Huaweiらしさが詰まっている
素晴らしい機種だと思いました。
あとは熱暴走をどうにかして防ぐのみ。
ファーウェイ渾身の初防水端末に期待がかかります。
撮影された写真のHW-03Eをよく見ると、カタログで見るものと違って電話帳と電話アプリがドコモのでなくHUAWEI独自のものとなっていますが、HUAWEI独自の電話アプリがインストールされているのでしょうか?
ご存じでしたら教えてくださいm(__)m
docomo製の物になっていました。
電話着信時の呼び出し画面等もdocomoのUIに
置き換えられていました。
そうですか…
残念です(T_T)