Huaweiのエレガントでスタイリッシュな最新端末、Ascend P7。
今年秋頃に日本国内でもSIMフリー版が発売されることが決定しましたが、
それまで待ちきれない!って方に参考にしていただければと思います。
というわけで、発売から一ヶ月足らずで中国版とグローバル版のAscend P7を
いつの間にか買ってしまっていた管理人ですが、どこが違うのかをちょっとずつ
調べました。ブラックが中国版(P7-L00)、ホワイトがグローバル版(P7-L10)です。
ちなみに中国版はChina Unicomというキャリアのものを購入しました。
何故このキャリアのモデルを選んだのかというと、中国のモデルではこのキャリアの
ものが最も日本のLTEの周波数帯と一致しているからです。
以下に書く「中国版」は全部China Unicom版のものなのでよろしく。
それでは比較していきましょう。
- 値段が違う
違う通販サイトで買うんだから当たり前といえば当たり前なんだけど、
全体的に見ると中国版の方が安い。
自分は中国版を約450ドル、グローバル版を約285ポンドで購入しました。
日本円にするとそれぞれだいたい45000円、48000円です。
これに加えて同じくらいの送料が加算された訳ですが、グローバル版だけ
それからさらに3000円ほどの関税も取られてしまいました。
関税とかそのあたり自分はあまり詳しくないんで何とも言えないけど、
トータルでグローバル版の方が6000円ほど高いよね。結構大きい額よね。
- 対応周波数帯域が違う
海外からスマートフォンを購入するにあたって最も注意しなければならない
要素の一つが、「日本でLTEが使えるか」ってこと。
せっかくLTE対応モデルを買っても、日本のLTEに対応してなかったら台無し。
Ascend P7で日本国内で使えるLTEのバンドを簡単に書きます。
中国版がバンド 1、3、41。
グローバル版がバンド 1、3。
これだけ見ると、中国版の方が対応してるバンドが多くていいじゃん。と思いますよね。
自分もそう思っていた時期がありました。中国版とグローバル版が手元に揃うまで。
どうやら中国版のAscend P7、バンド41のLTEを結構優先的に掴みにいくっぽいです。
SoftBankの回線を例に説明します。
SoftBankが現状展開しているLTEのバンドは1と41。
(厳密には3や8も取得していますが今回は割愛します)
1がSoftBank 4G LTE(FDD-LTE)で、41がSoftBank 4G(AXGP)です。
Ascend P7にSoftBankのiPhoneのSIMカードを差してAPNを設定すると、
アンテナピクトに無事4Gマークが出ました。
しかし、安定はしていなくて、頻繁に3G表記に変わってしまいます。
一方グローバル版Ascend P7に同じSIMを差して同じように設定すると、
こちらはほとんど3Gに落ちることもなく4G表記のまま。
この場所ではバンド1のSoftBank 4G LTEはそこそこ安定していて、バンド41のSoftBank 4Gは
結構不安定なことを他の端末で確認しています。
「あれ、もしかして中国版ってバンド41しか掴まないのかな?」と思って
中国版にdocomoのXi契約のSIMカードで試してみると、あっさり4G表記を確認。
docomoのLTEはバンド1、3、19、21を展開しているので、1と3どちらかに繋がってるはず。
1、3のどちらも掴まないという訳ではない、ということで自分が出した結論は、
バンド41を優先的に掴む仕様なんじゃないかな?ということ。
Huaweiの端末はiPhoneやGALAXYみたいに、今どのバンドを掴んでいるか、といった
情報を隠れメニューから見ることができないから、こうやって予想するしか手は無いはず。
もともとdocomoのSIMで運用するつもりの方だったり、あえてSoftBank 4Gで運用したいんや!
って方であればぜんぜん問題ないけど、もしこの予想が正しければ、エリアの広くて安定してる
SoftBank LTEよりわざわざエリアの狭いSoftBank 4Gを掴む仕様はそこそこ痛いかなーと。
余談だけど、WiMAX2+もバンド41だから中国版はWiMAX2+も掴むかも。まだ試してませんが。
- スプラッシュ画面、ブートアニメが違う
中国版にも、キャリアを介さずに販売しているものもあるから一概に言えたことではないです。
中国版を買うときはキャリアモデルかオリジナルモデルかをしっかり確認しないとダメってことを
学びました。ブートアニメに関してはrootを取ることでいくらでも入れ替えられますけどね。
- 各部品の製造メーカーが違う(?)
まずは内蔵ストレージ。中国版(左)がサムスン製でグローバル版(右)が東芝製。
もう一つはディスプレイ。グローバル版は忠実な表現だけど中国版は明らかに黄色い。
Ascend P7には高品質なジャパンディスプレイを採用してるって話だけど、
中国版はそれを疑ってしまう程度には黄色くて、グローバル版と比べると暗いです。
- プリインアプリやソフトウェアバージョンが違う
中国版はQQやweiboなどの中国向けサービスアプリが多くプリインされているのが厄介。
でもその代わりにHuawei公式のApp Centerアプリもインストールされています。
これがどう役に立つかというと、Playストアよりアプリの更新が早く降ってきたり、
Playストアの最新版をいち早くダウンロードできたり、Huaweiのプリインアプリを常に
最新版のものに更新できたり…と、なかなか便利だったりします。
また、やはり本拠地が中国なので中国版の方がソフトウェア更新が進んでいます。
現在は中国版が120、グローバル版が116となっています。
その影響もあってか、Huawei端末に搭載されているポップアップ機能
「フローティングボタン」に含まれているポップアップアプリが中国版の方が多いです。
- 天気アプリのデータ参照元が違う
写真を見ると分かる通り、中国版(左)がWeather.com.cnでグローバル版(右)がAccuWeather.com。
後者の方が明らかに精度が高いです。しかも同じ雨のアニメーションなのに中国版は「大嵐」の表記。
- その他もろもろが違う
・NFC機能の有無
・シャッター音設定の有無
・ナビゲーションバー設定の有無
・アシスト機能の有無
他にも細かいところでいくつか違いがありますが、代表的な違いは全て挙げたと思います。
常に最新のバージョンで最新の機能を使いたい、SoftBank 4Gで運用したいという方には中国版、
単純に高品質で完成度の高い方がいいという方にはグローバル版をお勧めすます。
- サイドのアルミフレームの加工が違う
ブラックは従来の機種、Ascend P6と同じようなヘアライン加工、
ホワイトはiPhoneと同じような加工になっています。
ブラックの方がかっこいいし、グローバル版をブラックにしたほうが良かったかも…。
>>p07さん
中国版のAscend P7でもSPモードで通信できました。
日本語ロケールにも標準で対応しています(一部オリジナルアプリを除く)。
ただ余談にはなりますが買うのであればやはりグローバル版をお勧めします。
書き忘れましたが中国版は自分でGoogle系のアプリ(Playストアとか)を入れないといけなかったりするので。
また、最初から日本語は利用できますか?
今迷っているんですよね・・・
ちなみにWiMAX 2にもつなぐことはできたりしますか?
日本で販売されたAscend G6は使えないという記事をネットで見かけたので…。
試せるならお願いします。
使えない、若しくは使えたとしてもパケット代が高額になる、の
どちらかだったはずですのでおすすめはできません。
確か、P6は3Gと2Gのみだったと思います。
P6とP7ではどちらの方が質感が高いでしょうか?
特に、ホワイトモデルで。
P7は光沢感がありますがP6はマットな感じです。
P7の方がボタンの押し心地等も含めて質感が高いです。
主的には白黒どちらが好きですか?
また、裏面の処理はどう違いますでしょうか?
裏面の処理は同じようなものですが反射した時の模様が黒のほうが目立ちます。
2SIMタイプでSDカードも使えるタイプです。
OCNのSIMを購入してセッティングしましたが使用できません。
何か注意すべきセッティングがあるのでしょうか?